職場の問題児対策。対処法教えます。
☆職場に一人は必ずいる反抗してくる問題児。対応策は?
上の記事では会社や職場にあるルールの守らせ方、またそれを通してリーダーとしての威厳を保ち、指示に従ってもらう教育法を紹介しています。
今回は職場の問題児対策にフォーカスを当てて扱い方を説明します。
☆パターン 職場の古株
どこの職場にもありがちな、古株問題児。年上のケースも多い。
私も若い時は非常に悩まされました。
日本は年功序列の考えがまだまだ根付いているので、まだまだこの問題は続いていきそうです。
よく見られるパターンではチカラ関係が逆転してしまっているパターン。
言うまでもありませんが一番最悪のパターンです。
リーダーとしての威厳が損なわれているだけでなく、ルールも守られず、指示にも従ってもらえない状態になってします。
またこの状況になりますと、ほかのメンバーたちも古株問題児とグルになってしまうため、放置すればするほど深刻な状況に陥ります。
対策パターンをいくつか見てきたので紹介します。
その1上司の特権フル活用で強引に攻める
異動させてしまう、またはそう仕向ける、「上司の言う事が聞けないのか!」等
実際今でもこれをやってしまう人はたくさんいます。
なぜならば一番簡単だから
なぜならば今まで腹を立ててたから
気持ちはわかります。しかしこれではパワハラもしくはパワハラ予備軍の仲間入りです。
排除するのはそう難しくありませんが、あなた自身をレベルアップさせるためには、しっかりと向き合うことが今後のキャリアに繋がるでしょう。
その2根気強く注意する
指示に従わないとき、ルールを破った時に根気強く毎回毎回注意する。
これはあなたにも相当なストレスがかかりますが70%くらい正解です。
続けていれば相手も不満を持つでしょうが結果的には嫌々でも指示には従うようになってもらえます。
基本注意する状況になっている時、ほぼ間違いなくあなたが正しいはずです。それは相手もわかっているはずです。
根気強く注意するあなたを見て、ほかのメンバーのあなたを見る目も変わっていくでしょう。間違っても問題児の取り巻きにはならないでしょう。
古株問題児の思考では、あなたを下に見ている事が根底にあります。
あなたよりもキャリアがあり、あなたよりも詳しい、自分のほうが仕事ができる、などそういう思考になっていることがほとんどです。
このパターンでは表面的には解決しますが、根本的には解決しません。
その3責任を持たせてみる
これは私がよく使う手法です。こういう古株問題児は上でも取り上げているように、
仕事に自信があり、あなたの指示やルール等に意見があります。
反抗する態度になるのは、プライドであったり、自分の考えに従っているためです。
反抗するというのはエネルギーが入ります。又、自分の意見を持っていて、それを発信できるのは職場をレベルアップさせていくのに大きく役に立ちます。
まずあなたが行うべき行動は
上の記事でも紹介していたコミュニケーションを取る です。
挨拶もそうですが、日常会話、仕事の話もしてください。
「〇〇さん、この仕事に対して意見が欲しいんだけど。」
「〇〇さんはこの作業に対してどう思う?」
などの会話をして、意見を吐き出す機会を作りましょう。この時にNGなのが媚を売るような態度、言動は取らない事。余計増長します。
あくまで上司として意見を求めましょう。
多少頼るカタチになる分には問題ありません。のちのステップで解決できますので。
このステップが終わるころには古株問題児の思考は
「俺を頼ってるな」「俺の意見が欲しいんだな」
というふうに変化しているはずです。
ほとんどの場合、この手の古株は責任を持つポジションに着いたことがありません。
そこで次のステップでは、改善グループ等をあなたが作り、そこのリーダーに古株を抜擢しましょう。責任者はあなたです。
抜擢の理由も説明してあげるとベストです。
「メンバーで○○さんが一番仕事が出来るしいろんな意見を持っている。 ○○さんがリーダーとしてみんなを引っ張って欲しい」
あとはあなたがおおまかな計画ステップを用意してやり、方向性も定め、任せましょう。この際、必ず期限を定めておくこと。
計画の進捗に関しては最低限の確認で構いません。必要以上に介入しなくて大丈夫です。
計画ステップを経ていく際、古株問題児は必ずあなたに助言、助力を求めるでしょう。
リーダーとしての経験が乏しく、簡単にはグループを運営できないからです。
また計画を進める体験もないでしょうから、内容の方向性や資料のまとめ方など、わからない点は多いはずです。
助言助力を求められれば精一杯答えてやり、リーダーとしての知識、決断力を発揮する機会です。
計画が終わるのを待つまでもなく、あなたを見る目は必ず変わっています。
ここまで来るともうゴールは見えています。
計画が終了したらメンバーを集め、計画の総括をしましょう。
あなたが責任者としてメンバー全員の前でどこが良かった等、具体的に示してやり、メンバー全体を誉め、リーダーに労いの言葉をかけましょう。
計画が終わった後、その問題児はあなたの右腕としてチカラを振るってくれるでしょう。
あなたがリーダーとして計画を進めるスキルがあることが前提ですが、計画を進められない時点でリーダーとしてはチカラ不足です。
もう一つのパターン。問題児が優秀で、計画を順調に消化した場合。
このタイプの問題児は、わからないことは自分で調べ、解決するチカラがあります。
会社、職場を向上させていく大きな存在になります。
引き続き別の活動のリーダーを務めさせ、同じ要領で進めてください。
このケースに当たる問題児は、将来リーダーとなるべき人物です。
あなたの後継者として大切に育てましょう。
リーダーは辛いよ
様々な活動を経て、あなたを軽く見るような態度、考えは自然となくなります。
なぜならば問題児に、リーダーとしての芽が出たからです。
リーダーとしての責任、重圧を経験したからです。グループのなかには別の問題児も居たかもしれません。規模は小さくとも、あなたと同じステージに立ち、あなたの努力、苦労が伝わるでしょう。